利用する前におさえておきたい注意点
職場の託児所を利用する際の注意点を紹介します。非常に便利なのは確かですが、そのイメージだけで利用すると痛い目を見るかもしれませんよ。
勤務日以外は預けられない
職場の託児所は勤務中の従業員に代わって子供の面倒を見てくれる施設です。そのため、原則勤務時間のみ子供を預かっています。つまり、仕事が休みの日は利用できません。一般の保育園なら、仕事が休みの日でも子供を預けて、その間に家事を終わらせることもできますが、それができないので注意してくださいね。また、託児所によって子供が発熱した際などの緊急時の対応が異なります。保育園のように融通が利かない場合もあるので、入所する前に細かい内容まできちんと確認して、いざという時にどういった対応が必要なのかをイメージしておくことが大切ですよ。職場の託児所だけでなく、近隣の保育園なども調べて、その上でベストな環境を選んでください。
イベントが少ない
職場の託児所は必要最低限のスペースで運営されています。そのため、園庭や体育館はないケースがほとんどです。また、行事も必要最低限しか開催していません。運動会やクリスマス会、発表会など、子供にとって楽しみなイベントを重視するのであれば、職場の託児所は向いていないでしょう。
常勤じゃないと利用できない
パート・アルバイト勤務の従業員には、託児所の利用を認めていない職場もありますよ。福利厚生の一環として用意されているので、常勤の看護師を対象としているケースも少なくありません。ただし、これは職場によって異なります。パート・アルバイト勤務でも利用可能な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
そもそも見付からない
そもそも、託児所付きの職場が見付からないという可能性もありますね。人口の多い地域には、託児所付きの職場が多い傾向にあります。しかし、地方だとまだ環境整備が進んでおらず、すぐには見付からないかもしれません。また、託児所付きの職場でも、自分の希望する条件に合わない可能性も。その場合は、職場探しそのものに苦労してしまいます。
ベストな選択を
近年、待機児童問題が大きく取り上げられるようになりました。国としても見過ごせる問題ではなく、さまざまな取り組みを行っていますが、完全に解決したわけではありません。仮に、職場の託児所が自分の希望する条件とは合わず、一般の保育園を探すとしても、入園するための条件を満たせない可能性があります。職場の託児所と一般の保育園、双方の条件を比較して、自分と子供にとってベストな環境を選びましょうね。