デメリットも確認しよう
託児所付きの職場にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。どういった点に注意しなければならないのか、事前に確認しておきましょう。
子供の保育環境
職場に託児所が併設されている場合、一般の保育園よりも規模は小さい傾向にあります。敷地も狭いので、子供が遊べるスペースは限られてしまいます。また、一緒に遊ぶ子供の数も限られます。基本的に、子供を預かることを目的としているので、教育を受けさせたいのであれば別の施設の方がいいかもしれませんね。できれば、利用する前に託児所内の子供の様子や教育方針を確認しておきましょう。
通勤時のリスク
バスや電車で通勤する場合は要注意です。子連れで混み合う場所に行かなければならず、小さい子供にとっては多くの危険が潜んでいます。例えば、バスが急ブレーキで止まった場合、他の乗客が子供の上に倒れ込んでくるかもしれません。大人なら平気かもしれませんが、小さい子供にとっては非常に危険ですよね。また、密集した環境で風邪などのウイルスに感染するリスクもあります。子供の安全を第一に考えるなら、混む時間を避けたり、自動車で通勤したりといった対策が必要ですよ。
プライベートがややこしくなるかも
職場の託児所に子供を預けているのは、自分と同じくその職場で働いている人達です。そのため、子供を通じてプライベートの情報がバレたりするかもしれません。自分の子供と苦手な先輩の子供が仲よくなって、プライベートでも交流しなければならなくなった、といった話もよく聞きます。人間関係が気になる人にとっては大きなデメリットになり得るので気を付けましょうね。
職場に依存している
職場の託児所を利用するということは、親子揃ってその職場に依存している状態です。親が退職することになれば、当然ながら子供も託児所を出なければなりません。その場合、自分が転職することに関しては問題がなくても、子供の預け先が見付からないといったリスクがありますよ。
夜勤や残業が増えるかも
職場の労働環境にもよりますが、24時間運営している職場で働く場合、子供を預ける時間の制限もないので、夜勤や早朝勤務が多くなる可能性があります。また、託児所との連携が取りやすいがゆえに、残業が増えてしまうケースも。働きやすさや子育てのしやすさを優先して託児所付きの職場を選んだのに、結局負担が大きくなってしまっては意味がありませんよね。この点については、すでに託児所を利用している同僚や先輩から話を聞いてみるといいでしょう。