さまざまな種類がある託児所

託児所と一口にいっても、その種類はさまざまです。「一般利用託児所」「ベビーホテル」「事業型保育施設」の3つについて、それぞれの特徴を紹介します。

さまざまな種類がある託児所

一般利用託児所

一般利用託児所は、商業施設に設けられている託児所です。買い物や通院など、自分の予定に合わせて一時的に子供を預けられる託児所ですね。利用者のニーズに応じて運営されており、商業施設にある一般利用託児所ならほとんどの場合は土日祝日でも利用できます。多くの人が託児所と聞いてイメージするのがこちらですが、実は認可外保育園も該当します。認可外保育園は主にシフト制の仕事で働く人が利用しています。一般利用託児所は規模が小さい場合がほとんどで、「キッズスペース」や「キッズルーム」と呼ばれることもありますね。

ベビーホテル

ベビーホテルは夜遅くまで開設しており、宿泊も可能な託児所です。多くの場合、一時保育で利用します。中には、年中無休で24時間運営している託児所もあり、緊急時の預け先としてもおすすめですよ。また、日中の利用も可能です。スケジュールに関しては他の託児所や保育園と変わりません。

事業型保育施設

事業型保育施設は、いわゆる企業内保育所や院内保育所と呼ばれるものです。その職場で働く従業員の子育て支援を目的としたものですね。看護師であれば、勤務する病院に併設されていることが多く、そこまで規模は大きくありません。運営形態はその職場の勤務体制に沿っているので、病院なら基本的に24時間体制で子供を受け入れています。なお、利用する家庭のほとんどはその職場で働く従業員ですが、地域枠としての定員が設けられていることもありますよ。
自治体とのやり取りが必要な保育園とは異なり、内閣府主導で行われている保育施設です。そのため、申請などは内閣府宛に行うことになります。育児と仕事の両立を目的としているので、基準の自由度は高い傾向にあるようですね。許可外という扱いですが、設備費や運営費については助成が出ているので安心して子供を預けられますよ。
事業型保育施設の利用料ですが、これは施設の規模や子供の年齢によって異なります。平均すると月3万円前後のようですが、認可保育園と比較してもそれほど高額ではありません。これは、事業型保育施設は内閣府からのサポートがあり、低い価格設定が可能だからです。看護師として働くなら、託児所を設置している職場が最も融通が利いて負担が少なく済みますよ。復職を考えている人は、ぜひ託児所付きの職場を探しましょう。

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